2021年12月15日(水)帝国ホテルで新海誠最新作「すずめの戸締まり」の発表がありました。詳細については23時にの東宝Movieチャンネルにて発表されました。
会見の中で新海監督が発表した3つの重要なキーワードについてまとめてみました。どのような思い出「すずめの戸締まり」を制作しているのか発表内容を確認していきましょう。
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目次
3つの重要なキーワード
会見が始まるとすぐに今回の作品で重要な3つのキーワードについて発表しました。
3つのキーワード
- 「この映画は日本列島各地を巡るロードムービーであるということ」
- 「扉を開いて行く物語ではなく、扉を閉じて行く物語を作りたいということ」
- 「映画館に足を運ぶ理由となるような作品を作りたいということ」
それぞれについて深く確認して行きましょう。
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日本列島各地を巡るロードムービーであるということ
ロードムービに関しては、この映画は日本全国を広く舞台とした冒険物語です。ロードムービとして、贅沢に各地のさまざま風景であったり、魅力的な人々であったり、特別な出会いであったりを描けるのではないかと考えたためです。
「君の名は。」などの舞台挨拶では、次回はぜひ舞台として活用してくださいといった要望もあったらしく、本作品では「様々な扉が劇中に登場します」とのことで、日本全国を舞台に話を展開させるようです。
扉を開くではなく、閉じて行くストーリー
どんなことでもそうですが、「なにかを始めることより終わらせることの方が難しい」映画作りもそう、仕事もそう恋愛、家族関係もそう。あるいは少子高齢化が進むような日本国にとっては、始めることよりは閉じることの方が難しいのではないか。なので、今お客さんが観たいのはいろんな可能性をどんどん開いて行く物語ではなく、一つ一つのちらかってしまった可能性をもう一度きちんと見つめて、あるべき手段できちんと閉じて行く。そのことによって次に進むべき新しい場所。本当の新しい場所を見つける物語を作るべきではないかと考え作っています。
と語っており、以前報道ステーションでインタビューに回答していた際に
「社会の形が変わるってことは人の心の形も少し変わることだから、それを観てもらうための、その人たちに観てもらう映画ですから、映画の形も年々変わっていると思います。」出典:報道ステーション
と、映画の脚本作成中に感染が急拡大し、社会が、生活が、変わっていったことを意識しているのではないでしょうか。
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映画館に足を運びたくなる映画にしたい
昨今配信が全盛になってきている。ただ、映画館というのは人間が持っているある特別な能力を発揮してくれる場所だと思っている。
新海監督が語る人間が持っている特別な能力とは:感情移入、物語への没入
そういう能力は家で観ていても発揮されるが、映画館に足を運び、暗闇の中に座って、集中して大画面を見ることでもっとも人はものがたちに入ることができると考えている。そういうことができるような絵作り、音作りをしています。すずめがあるから映画感に行きたいと思っています。
とのことで、映画館だからこそ感じられる感動を届けるために、新海ワールド全開で映像美&音楽を制作しているとのことです。
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まとめ
まだまだ制作段階で言えないことも多いなか、映画を通して伝えたいメッセージを発表していただきました。
新海誠の最新作「すずめの戸締まり」の2022年秋に公開予定ですので、楽しみですね。