参院選の応援演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の国葬を9月27日に日本武道館行う方針が掲げられていました。その報道を受けて、国葬実施に対する抗議デモが22日午前、東京都千代田区の首相官邸前であり、集まった約400人が「憲法違反の国葬反対」「閣議決定徹底弾劾」などと声を上げた。そのデモを主催した一人「菱山南帆子」とはどのような経歴・プロフィールの人物なのでしょうか?
菱山南帆子さんは過去にはどのような経歴があったのでしょうか?本記事では菱山南帆子さんの経歴・プロフィールについてまとめていきます。
目次
菱山南帆子さんの経歴・プロフィール

生まれ年:1989年
年齢:33歳
出身地:東京都八王子市
所属:「許すな!憲法改悪市民連絡会」
「戦争させない・9条こわすな!総がかり行動実行委員会」
菱山南帆子さんは小学5年の時に受けた担任教師からの差別的な発言に抗議して闘い、卒業式には「日の丸・君が代」拒否を貫く姿勢を見せていました。また、中学1年の時に起こったイラク反戦がきっかけで市民運動を開始。現在、福祉施設職員として働きながら、「許すな!憲法改悪市民連絡会」「戦争させない・9条こわすな!総がかり行動実行委員会」のメンバーとして活動しています。

ツイッターのプロフィールを見ると一番最初に来ている肩書きが「市民運動家」となっていました。市民運動家は正式には無い言葉なので、菱山南帆子さんの造語だと考えられます。市民運動家の菱山南帆子さんは市民一人一人から共感を呼び、民主的に特定の目的を達成するためのムーブを起こすことをおこなっています。
◆市民運動家とは◆
ひとりひとりの市民が民主主義を基礎に、権利意識を自覚し、階層の相違を超えた連帯を求め、特定の共通の目的を達成しようとする運動のこと
菱山南帆子さんは国葬反対デモの主導者の一人

【「国葬」閣議決定反対】 安倍元首相「国葬」の閣議決定反対! 7・22官邸前緊急行動 明日です! 朝の時間帯に閣議決定が行われます。主要な人たちが官邸前を通るので抗議しよう! 7月22日8:30〜9:30 首相官邸前 #0722国葬閣議決定反対官邸前行動 #国葬反対 #国葬閣議決定反対
国葬反対デモを主催している人は、こんな人でした pic.twitter.com/m83mV6pS4G
— 今日も幽体離脱 (@outofbodyagain) July 23, 2022
国葬反対デモを主催している人は、こんな人でした
国葬反対のデモを主催している菱山南帆子さんは「許すな!憲法改悪・市民連絡会」ホームページ上で、“安倍元首相の「国葬」に反対する声明” を出しており「国葬はただの政治利用」「哀悼の強制反対」「改憲のために利用するな」と安倍元首相の国葬に激しく反対しておりました。
2022年7月22日の閣議決定により9月27日に安倍元首相の国葬が行われると言われています。安倍政権下で一部の大企業が儲かることによって格差が広がり、「雇用を増やした」と言っていますが実は非正規雇用が増え、経済優先のコロナ対策を進めた結果、非正規労働者の雇止めが増加し、自死や孤独死、路上生活者が後を絶ちません。
さらに、教育基本法改悪、秘密保護法、安保法制、働き方改革、カジノ法、TPP 法共謀罪法と様々な悪法を強行してきました。
森友学園、加計学園、桜を見る会などの政治の私物化、疑惑隠蔽、国会での118回にも及ぶ虚偽答弁。伊藤詩織さんへの性暴力を行った山口氏の逮捕状もみ消しなど実に許されない事件が沢山ありました。
この間報道されているように「旧統一協会」と安倍元首相らの癒着が明らかになってきています。悪質で違法な商法を隠ぺい擁護し、主張を政策に反映させた見返りに、人やモノや金を得るような政治を行ってきたことが、今回の山上容疑者の行動に繋がってしまったのではないでしょうか。
このような金と利権の疑惑が次々と出てくる中で「国葬」の強行により「なかったことにする」わけにはいきません。
またこのような「国葬キャンペーン」の中で「安倍元首相の悲願であった改憲を実現しよう」というような流れにさせてはなりません。
岸田首相による安倍元首相の政治利用、改憲のための利用は許されません。莫大な税金を投入し、1 人の人間を「国葬」という形で特別扱いし、全市民に「哀悼」を強制する「国葬」に反対します。志を同じくする全国のひとりひとりの市民の皆さんがそれぞれの可能なやり方で安倍元首相の「国葬」に反対する行動に立ち上がるよう呼び掛けます
引用元:許すな!憲法改悪・市民連絡会ホームページ

僅かな時間ですが、思いがけずプラカードを引き継ぎ、国葬反対、カルトと政治の癒着を許すなと皆と言いながらデモに参加。そして会社に行かなばなので、私も近くの人にプラカード渡して会社へ。赤旗などメディアいくつか取材来てました#0722国葬閣議決定反対官邸前行動
菱山南帆子さんたちの呼びかけに応じて参加した方のツイートも発見することができました。当日参加した400人のうちの一人ですね。会社の隙間時間を利用して参加しており、国葬に対しての反対意見を短い時間でも伝えられたらといてもたってもいられずに参加したようでうす。
菱山南帆子さんの強い呼びかけだからこそ強く共感した方がデモ活動に参加したようです。
菱山南帆子は嵐を呼ぶ少女と呼ばれている
菱山南帆子さんは 2017年3月1日に本を出版したことがわかりました。amazonで発刊された書籍を確認すると「嵐を呼ぶ少女とよばれて―市民運動という生きかた 」という書籍を見つけることができました。
評価数 16件。平均評価は星3.9でした。
読者の感想も賛否両論で「気づきを得た」という高評価から、「読む価値なし」まで広く評価されていました。本の内容が菱山南帆子さんの経歴から戦ったエピソードの数々。また、民主主義を市民の手に取り戻すために送る渾身のエール。としているため、よほど興味を持った方が買うと考えられます。その中で評価3.9だとそこそこの評価という印象でしょうか。

人には絶対譲れないものがある。担任教師の差別発言糾弾と授業ボイコット、「日の丸・君が代」拒否など、小学校全体を揺るがす闘いに立ち上がる少女。次々に繰り広げられる驚きと感動の事件、エピソードの数々。そして今、国会前行動と街宣の最前線に凛として立つ若きその勇姿。市民運動の新たな地平を拓き、民主主義を市民の手に取り戻すために送る渾身のエール。

政治風土ととの闘い。そんな発想は60年、70年代にはなかった。

後書きから読み始めた。こういうものは後書きから読むと結論が書いてあったりする。小説なら興ざめなのでやらないが、あの後書きにどう論旨をつなげていくのか、と考えながら読むと構造がわかりやすい。
60~70年代の運動に大きな影響を受けたとある。これはすでに講演二回の中からも推測できたことなので今は驚かないが、たまに周辺でもSEALDSと間違えている高齢活動家がいて、「いやだなあ、彼女は全然センスもルーツも違いますよ」と説明する羽目になったりする。世代は近いが、違うところからきた若手活動家なのだ。

なかなかぶっとんだご発想をされてるようで。

読む価値のないゴミ本
菱山南帆子さんが出版されている書籍は「嵐を呼ぶ少女とよばれて―市民運動という生きかた 」の1冊のみでしたが、現在は「猫とトラメガ」というメールマガジンを毎週1回配信しています。このメルマガで「まぐまぐ大賞2021年」を受賞したことがあることから菱山南帆子さんは文才があると言えるでしょう。

ただ、菱山南帆子さんは小さい頃から市民運動に参加するほど政治的な思想が強い方なので、政治的思想が本書に強く反映されている本書は好き嫌いが分かれる作品となったようです。