2022年7月18日に大阪・関西万博の公式キャラクターの愛称がミャクミャクと発表されました。ネットでは早くも「ミャクミャク様」がトレンド入りするほど反響を集めています。そこで今回はミャクミャク様を生み出した。作者の山下浩平( やましたこうへい)氏はどのような人物なのかお伝えしたいと思います。
ミャクミャク様のデザイナーは山下浩平

ミャクミャク様の生みの親は神戸出身のデザイナー山下浩平さんです。山下浩平さんは高校時代から芸術系の学校に通っており、生粋のデザイナーと言える人物です。
生年月日:1971年
出身地:熊本生まれ、兵庫県神戸市育ち
学歴:兵庫県立明石高等学校美術科、大阪芸術大学美術学科卒業
職業:デザイナー・絵本作家
所属:mountain mountain(デザインレーベル)代表
日本グラフィクデザイナー協会(JAGDA)会員
引用元:mountain mountain HP
山下浩平さんはイラストレーター、絵本作家、グラフィックデザイナー、アートディレクターなど様々な顔を持つ多彩な人物です。”mountain mountain” 名義でグラフィックを中心にキャラクター・プロダクツなど様々なデザイン制作をおこなっており、”やましたこうへい” 名義で、生きものを主なモチーフに絵本や紙芝居などの制作もおこなっています。
ミャクミャク様の生みの親はデザイナー兼絵本作家
山下浩平さんはデザイナー兼絵本作家として、数々の作品を手がけており、絵本や各種アートディレクションからデザインまでここには書ききれない数の仕事をこなしている売れっ子デザイナーです。
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「かえるくんとけらくん」(福音館書店)
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「ちびクワくん」シリーズ(ほるぷ出版)
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「ファーブル先生の昆虫教室」シリーズ(ポプラ社)
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「ばななせんせい」シリーズ(童心社)
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「さがそう! マイゴノサウルス」「さがそう! マイゴノビートル」(偕成社)
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「まんが 星の王子さま」(小学館)
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「世界を救うパンの缶詰」(ほるぷ出版)
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その他、多数
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連載 『ファーブル先生の昆虫教室』2014~2020 / 毎週 / 既終了(朝日小学生新聞)
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web連載 『まんが 星の王子さま』2019~2020 / 毎月 / 既終了(小学館 P+Dマガジン)
山下浩平さんが手がけた絵本やデザインを見るとデザインの傾向がいくつかありますが、実物があるときは実物をキャラクター化するのが得意なような描写がいくつか見受けられました。そのため、今回のミャクミャク様のデザインは大阪・関西万博のロゴを見ながら思いついた可能性が高いと言えます。



山下浩平が公募から選出された理由は
2025大阪万博のキャラクターは公募によって決まりました。2021年10月15日に公募が発表されて、11月1日から12月1日のわずか1ヶ月という短い募集期間にもかかわらず1898点の応募が集まりました。
審査基準を満たしているかなどのチェックを経て、グラフィックデザイナーの三木健氏や宣伝会議の田中理沙氏、東京造形大学の和田敏克氏などが審査員になって最終選考に3作品が選ばれ、「いのち輝く」というコンセプトのもと審査されました。結果、山下浩平さんがデザインしたミャクミャク様に決定したという流れです。
