櫻井翔さんのラグビーW杯のアンバサダー起用に批判の声が集まっています。
騒動の始まりはジャニーズの性加害問題です。
性加害問題の事務所から、「国際大会のアンバサダーを出してもいいのか?」と疑問を持つ意見が多くありました。
そこで本記事では、櫻井翔さんのラグビーアンバサダー起用に関する疑問を解消していきます。
目次
なぜ櫻井翔はラグビーアンバサダーに選ばれたのか?
2023年5月20日にラグビー日本代表応援サイトで「ジャパンラグビーアンバサダー2023」に櫻井翔さんが選ばれ、就任が発表されました。
画像引用:ラグビー日本応援サイト
選出理由については公式からの発表は特にありませんでした。
アンバサダーに求められる役割は、「ラグビー日本代表を含む、日本ラグビー全般の認知度向上及び大会の機運醸成等」です。
簡単にいうと、日本代表ラグビーの知名度を挙げて、大会を盛り上げるための広報活動です。そのために、JRFUオウンドメディアへの出演や日本代表に関するイベント出演などがメインのお仕事といえます。
櫻井翔さんは言わずと知れた日本の大人気アイドルです。
そのため知名度はバッチリと言えます。
櫻井翔のラグビー経験「小学校時代に2年間」
櫻井翔さん以外にも小学5年生〜6年生の2年間屈強なラガーマンと一緒にラグビーをしていた経験があるようです。
当時は部活動の一環でラグビー部に所属しており、ポジションはスクラムハーフでした。
スクラムハーフ
スクラムハーフはボールを捌くパス職人
素早く動きパスを出す戦略家的ポジション
画像引用:JSPORTS
ニュースZEROの司会者やバラエティ番組の司会などから知的な印象が多い櫻井翔さんにあったポジションですね。
櫻井翔さんがラグビーを始めた理由は「慶應義塾大学のラグビー部に憧れた」からとのことです。慶應義塾に幼稚舎(小学校)から通っていたことから、母校の大学ラグビーに触れる機会は多くあったのでしょう。
しかし、櫻井翔さんはラグビー部に所属していた時は130センチしか身長がなかったため「ガタイがいいラグビー選手のタックルが怖い」という理由で中学校ではラグビー部を継続しなかったみたいです。
櫻井翔が思い描くアンバサダーとしての役割「ラグビーっていいな」
ラグビーW杯を直前に控えて、櫻井翔さんが思い描いているアンバサダーとしての役割として、「ラグビーっていいなと感じてもらえるようそのお手伝いができれば」とコメント。

櫻井さんのラグビー愛溢れるコメントです。
アンバサダー就任時の挨拶でも同様にラグビーへの愛が溢れるコメントを残していました。

COMMENT
「2019年。ここ日本で初めて開催されたラグビーワールドカップ。 日本代表 “BRAVE BLOSSOMS” の、 前へ前へと進んで行く大躍進によって ラグビーの魅力を知った方も少なくないのではないでしょうか。 それはラグビー憲章にもある通り 『品位、情熱、 結束、 規律、尊重』、この いずれ、あるいは全てが、人々の琴線に触れるからだと強く感じる日々でした。 大会中、ラグビーをメディアで見ない日はなく、テレビで、 街で、未だかつてないほど選手の名前を耳にする毎日に胸がいっぱいになったものです。 あれから4年。 場所はフランス。 あの興奮と熱狂 が、再び幕を開けようとしています。 スクラムで押し勝ち雄叫びをあげる姿。 倒れ込みながらも次から次へとオフロードパスを繋いでいく 姿。ジャッカルへと潜り込んでいく姿。 静寂の中、 ただ一人キックに臨む姿。その直後、 会場は揺れるほどの歓喜の渦に飲み込まれるでしょ う。ラグビーを愛しまた、歴史を築き上げてきた応援サポーターの皆さま、そして何よりもファンの皆さまと大きなスクラムを組み、共に日 本代表を応援して参ります。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。 ・・・楽しみですね」
櫻井翔はラグビーアンバサダーから降板させられるのか?
櫻井翔さんが現在ラグビーアンバサダーを務めていることに対して、開催国であるフランスから批判が殺到しています。しかし結論降板するかどうかについてはまだ何も確定した情報はありません。

櫻井翔のラグビー日本代表アンバサダー起用を仏紙が批判 ジャニーズ性加害問題を受けて。8日開幕のラグビーW杯を前に、「ジャパンラグビーアンバサダー2023」に起用されている櫻井翔が、開催地フランスで批判を浴びている。
引用:yahooニュース
このニュースを受けて、日本でも「アンバサダー降板するのが当たり前だ!」などの声も出始めました。
なぜ、こんなにも櫻井翔さんが批判の的になっているのでしょうか。
考えられる要因としてフランス・日本それぞれの立場から以下の理由が挙げられます。
-
人権問題に厳しいフランス
-
日本が性加害を容認する国だと見られてしまう
一つづつ確認していきましょう。
人権問題に厳しい開催国フランスからの批判
フランスは「人権・平等の祖国」と自負するほど人権には重き置いているお国柄です。
1789年に人権宣言を世界に発信した「人権宣言の国」
実際にフランスでは人権・平等の祖国として、
- 1992年の世界に先駆けた「セクハラ罪」立法
- 1993年に国連総会で決議された「国内人権機関の地位に関する原則」(パリ原則)
- パリテ(候補者男女同数)法の下でジェンダー平等が推進 など
人権先進国として、さまざまな取り組み・提案を行っています。
そのため、ジャニーズ性加害問題の事務所に所属する人物を起用するのは、「問題では?」として批判が集まっています。
日本が性加害を容認する国だと見られてしまう
また、日本サイドから考えても、性加害事務所の人間を国際大会のアンバサダーにするのは相応しくないという理由から降板への意見が多く上がっています。
「アンバサダー」=「宣伝大使」です。
日本のラグビーを広報する人物に性加害事務所の人間を起用するということは、日本という国が性加害を許容する国として見られるのと同義と考えることができます。
そのため櫻井翔さんのアンバサダー降板への声が多く上がる事態となりました。
降板されたら日本代表ラグビーアンバサダー後任は誰になる?
現時点(2023年9月10日)時点では櫻井翔さんのアンバサダー降板については確定した情報はありません。
しかし、今後降板決定される可能性は0ではありません。
そうなった場合後任のアンバサダーは誰になるのでしょうか?
考えられるのは以下の10名です。
- サンドウィッチマンさん
- 東原亜希さん
- 浅野杏奈さん
- 大野均さん
- 五郎丸 歩さん
- トンプソンルークさん
- 廣瀬俊朗さん
- 真壁伸弥さん
- 糸井重里さん

今あげた10人は現在「ラグビー日本代表応援サポーター」として日本代表を盛り上げています。櫻井翔さんが降板した場合、こちらの10名の中から選出される可能性が高いと言えそうです。
2019年のラグビーワールド杯では元日本代表の梶原氏、廣瀬氏、ラトゥ氏がアンバサダーに就任していたことを考えると、 大野均さん、トンプソンルークさん、 五郎丸歩さん、廣瀬俊朗さん、真壁伸弥さんあたりの元ラガーマンが就任する可能性が高そうです。

櫻井翔さんのアンバサダーについては情報が更新され次第追記していきます。
櫻井翔がアンバサダーを降板しない理由とは?
ここまで騒がれているのに、ジャニーズ事務所の櫻井翔さんがラグビー日本代表アンバサダーを降板しない理由はなぜなんでしょうか?
日本ラグビー協会の発表では、以下のように発表していました。
- 事務所と櫻井氏個人の活動は切り離して考えている
- 元ラグビー選手として、ラグビーファンとして活動してくれている

そうした中、ラグビー協会は「このたびの事務所の社会的責任と、櫻井氏個人の活動は、切り離して考えています。櫻井氏は元ラグビー競技者としてまたラグビーファンとして、常にラグビーを応援し続けてこられており、着任いただいているジャパンラグビーアンバサダー2023の役割に現時点で変更予定はありません」と櫻井のアンバサダー続投を決定した。
引用:Yahooニュース
そのため、日本ラグビー協会では櫻井翔さんの日本代表のアンバサダー継続を決定しています。