牛田 智大さんは牛田智大さんは、第10回浜松国際ピアノコンクールで、日本人歴代最高2位となった、若き天才ピアニストです。牛田智大さんは12歳でCDデビューするなど日本人ピアニストとして様々な最年少記録を樹立。2021年にはショパンコンクールにも出場を果たした牛田智大さんですが、どのようなご経歴をお持ちなのでしょうか?
今回は牛田 智大さんのプロフィールから学歴(小学校・中学・高校・大学)をまとめてご紹介します。
目次
牛田 智大さんのプロフィール
牛田智大さんの演奏を聴きましたなんという集中力、なんという人間力
まさに王道のショパン でしたね‼️
大変な人気ピアニストとして小さな頃から活躍してきているのに、改めてコンクールという場で弾く事がどんなに大変か。牛田君の演奏に心が震えました。素晴らしい#ショパンコンクール pic.twitter.com/2pbJcHZwa5— 高橋多佳子 (@takako1990) October 4, 2021
牛田さんは1999年10月16日生まれ。生後すぐ、親の転勤に伴い上海に移住。そのまま6歳まで上海に滞在していました。幼少時よりピアノに関心を強く持ち、非凡な才能を持っていたため、3歳よりピアノを習い始めました。幼少の頃影響を受けたアーティストはユンディ・リやラン・ラン等の世界的に活躍する中国人ピアニストとのことです。
「ちょうど中国はラン・ランやユンディ・リの活躍でピアノ・ブームだったんです。彼らが演奏する姿が毎日のようにテレビに映し出され、僕はそれに憧れてDVDを買ってもらって毎日繰り返し見ていました。2歳か3歳くらいの頃でしたが、彼らの音楽に魅了され、素敵だなぁ、僕もピアニストになりたいなぁと思いました」
とインタビューでコメント。
5歳の時には既に頭角を表し、2005年4月に第2回上海市琴童幼儿鋼琴電視大賽年中の部で第1位を受賞その後、6歳で帰国し、多くの優れたピアニストを世に送り出している名教師、金子勝子先生のもとで学び、数々のコンクールに参加するようになりました。
学生時代の受賞歴・経歴
- 2008年1月(8歳)第9回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 小学1.2年生部門 アジア大会金賞第1位
- 2009年1月(9歳)第10回ショパン国際ピアノコンクールin ASIAコンチェルトA部門 大会部門史上最年少でアジア大会金賞第1位
- 2009年3月(9歳)東京ニューシティ管弦楽団と共演
- 2009年4月(9歳)横浜開港150周年記念コンクール 小学生部門 第1位及び特別賞
- 2009年9月(9歳)ピアニスト ラン・ラン氏自身に選抜され公開レッスンを受講
- 2010年1月(10歳)第11回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA小学3.4年生部門 アジア大会金賞第1位
- 2010年3月(10歳) 第2回国際ヤングピアニストコンクールC部門第1位
- 2011年1月(11歳)第12回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA大会コンチェルトB部門 大会部門史上最年少でアジア大会金賞第1位
- 2012年1月(12歳) 第13回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 大会コンチェルトC部門第1位(大会部門史上最年少)
- 2012年2月(12歳) 第16回浜松国際ピアノアカデミー最年少合格による受講
- 同ピアノアカデミー・コンクールで第1位(史上最年少)
- 2012年3月(12歳) 『愛の夢~牛田智大デビュー』日本人クラシックピアニストとして史上最年少の12歳でCDデビュー
- 2012年7月(12歳) 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 昼ドラ「ぼくの夏休み」メインテーマのピアノ演奏を担当
- 2012年10月(12歳) 「リヒテンシュタイン~華麗なる侯爵家の秘宝」展 公式テーマ曲を作曲
- 2013年6月(13歳) セカンドアルバム『献呈~リスト&ショパン名曲集』をリリース
近年では、新型コロナウイルスの影響で多くのコンサートが中止になりました。最近ではまた、精力的にリサイタルを開催しています。
牛田 智大さんの学歴:小学校
牛田さんが通っていた小学校は、名古屋市立笹島小学校です。
小学校に入る前からピアノを習っていた牛田さんは、2008年1月の8歳の時に、第9回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 小学1.2年生部門 アジア大会金賞で第1位を受賞しています。
これだけではなく、9歳の時には、東京ニューシティ管弦楽団と共演したり、横浜開港150周年記念コンクール小学生部門第1位及び特別賞を受賞するなどの活躍をしていました。
その活躍は留まることを知らず、2012年(12歳) 第13回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 大会コンチェルトC部門第1位(大会部門史上最年少)第16回浜松国際ピアノアカデミー最年少合格による受講、同ピアノアカデミー・コンクールで第1位(史上最年少)など史上最年少記録を多数打ち出しました。
牛田さんは2歳10カ月でピアノを習い始めた時から、とにかくピアノが大好き。小学生になってもピアノばかりの日々で心配したお父さんは、一日中飽くことなくピアノに向かっている牛田さんに向かって「やめなさい」というシーンもあったそうです。
「練習が嫌だとか辛いと思ったことは一度もないです。逆に両親が心配して、“やめなさい”と言うくらい(笑)。僕にとってピアノを弾くことは、自分の気持ちを表現する一番の手段なのかなと思います。口で何かをしゃべるより、ピアノで表現する方が楽なんです」
牛田 智大さんの学歴:中学
牛田 智大さんの学歴:高校
出身高校は一般の高校ではなく、モスクワ音楽院ジュニア・カレッジです。厳密には中学時代の13歳から5年間中学校と並行して同学院でレッスンを受けていたとのことです。
「モスクワ音楽院」は、1866年創設のロシア国内の最高音楽機関と国内外で認められている歴史ある学校です。パリ国立高等音楽院、アメリカのジュリアード音楽院と並んで世界の三大音楽院の一つです。
牛田さんがレッスンを受けていたくらしき作陽大学にあるモスクワ音楽院特別演奏コースは、日本に居ながらモスクワ音楽院と同じカリキュラムを受講することができるコースです。コース修了時には、くらしき作陽大学の卒業証書だけでなく、モスクワ音楽院より修了証が授与されます。ということで、日本にいながらにしてモスクワ音楽院への留学を叶えてくれる場所です。
この高校は音楽科のみでかなりの難関校として有名です。
牛田さんの他にも過去には有名な音楽家が多数卒業されています。
卒業した有名人
モスクワ音楽院出身者には、
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スクリャービン
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ハチャトゥリアン
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カプースチン
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カバレフスキー
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ラフマニノフ
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リヒテル
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ブーニン
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アシュケナージ
牛田 智大さんの学歴:大学
高校卒業後は、昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーで学んでいるとのことです。
昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーは入るのに試験が必要で、オーディションに合格しないと入学できない、かなりの難関校としても有名です。昭和音大付属ピアノアートアカデミーを選択したのは昭和音大の元教授の金子勝子先生に習われたからだそうです。
附属ピアノアートアカデミーは、技術や表現力の向上のみならず、各々の個性がさらに輝き、ステージに生かされるための人間性を養うことにも重点を置き、真に魅力あふれる音楽家の育成を目指して開設されたそうです。そのため、小学生から大学院生まで、幅広い年齢層の人たちが各地から通っており、同じ目標を持つ仲間として交流を深め、互いに刺激しあいながら日々、腕を磨いているようです。
まとめ
今回はそんな、牛田 智大さんのプロフィールから学歴、小学校、中学、高校、大学をまとめてご紹介しましたがいかがでしたか?
小学性の頃から天才としての才能を発揮し上海市琴童幼儿鋼琴電視大賽年中の部で第1位を受賞しています。
中学時代にはセカンドアルバムとなる『献呈~リスト&ショパン名曲集』をリリースするなどその才能をいかんなく発揮しています。
大学は昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに進学しています。
これからも牛田さんの活躍を期待しています。